仕事

経営者がプログラミングを学ぶ必要性について

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1年以上前の話題になりますが、本田圭佑選手やスカイマークの佐山会長が短期集中型のプログラミングスクールでプログラミングを学んだという記事を読みました。

「外注や担当者に任せればいい」と考える経営者が大多数なのに、なぜ多忙な彼らがわざわざ時間を費やしてプログラミングを学ばなくてはならないのか?と疑問に思ったのですが、二人に共通する動機が「技術者と対等に会話するため」と聞いて腑に落ちました。

本田選手や佐山会長がこれから新しいサービスをはじめるときには技術者と一緒に仕事をすることは必須になります。そのときに「こういうものをつくりたい」というプランを示しても技術者から「それはできません」、「予算をはるかにオーバーします」と言われてしまえばそこでプランは止まってしまいます。

しかし、技術のことを理解していれば、構造上のどこがネックになっているのか、コストを釣り上げている要因は何か、ということが把握でき、「ここを変えれば予算内にできるんじゃないか」というように技術者と対話しながらプランを前に進めることができるのです。

このように、本田選手や佐山会長は、「自分は何も知らない状態で指示をする」のと「自分も知っている状態で指示をする」のでは、仕事の結果が大きく変わることを今までのキャリアを通して理解していたのではないでしょうか。
なので、プロジェクトをリードしていく立場である彼らがIT技術の本質を理解するためにプログラミングを学んだというのは、遠回りに思えて、実は合理的な手段なのです。

手を動かすことでたくさんの情報が得られる。

また私は、最近になってギターの弾き語りをはじめましたが自分でやってみることで、いろいろな景色が見えてきます。

カラオケなどで歌っていたときは何も考えずテロップに合わせて大きな声を出していただけでしたが、いざ自分で弾き語りするという状態で演奏しようとなると、最初は自分がイメージしていた以上に上手くできません。

そこで、「リズムを刻むことが演奏を構成する上で一番重要なんだ」とか、「のどを開放することが聞き手に心地よい歌声にポイントなんだ」とか、今まで気づかない細かなことがわかってくるのです。

話はそれましたが、ようするに、手を動かすことで得られる情報というのは確実に仕事の解像度を上げる手助けになるということです。

私もご依頼いただく案件の内容によって、自分で手を動かさずにパートナー企業に外注することがよくあります。
でもそこで忘れたくないのは、「自分も知っている状態で指示をする」という姿勢であり、本田選手や佐山会長のように、謙虚に仕事に向きあう態度です。

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