デザイン

良いデザインを生み出すための「デザインの依頼方法」と「良いデザイナーの見分け方」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

Webサイトや広告・印刷物に至るまで、デザインは非常に重要な要素であることは間違いありません。しかし、ほとんどの人にとってデザインとは「何となくいい感じ」であったり「カッコいい感じ」のような曖昧なものでしかありません。

そんな程度でも、普通に暮らしている分には全く問題はないのですが、いざWebサイトや広告によって顧客を獲得しようと考え始めると、デザインとは何なのか?どのように考えるべきであり、どのように評価すべきなのか?について知っておかなければ、大きな間違いを犯すことになりかねません。最悪、自分自身が「何となくいい感じだからこのデザインにしよう!」というやってはいけない決断につながってしまいます。そこで、今回は「デザインとは何か?」について少し考えてみたいと思います。

デザインの判断基準とは?

上記で、デザインに関する「やってはいけない決断」について少し触れましたが、なぜ「自分が何となくいい感じ」で決めてはいけないのでしょうか?そのことをについて考えることで、デザインというものが何なのかが少し見えてくると思います。

「自分は何となくいい感じ」がダメな理由は、そのデザインがターゲットの心を揺さぶり、意図した認識や行動に結びつくのか?というデザインの目的からズレているからです。あなた自身が良くても、そのデザインを見るターゲットが良くなければ全く意味がないですよね?そうです。デザインというのは、基本的にターゲットが必ずいて、そのターゲットの気持ちをどう変化させるか?どう行動してもらうのか?を目的として作られるものなのです。

デザインを見て評価するとき、自分自身の評価基準で判断してはいけない理由がそれです。ターゲットの心境を変えることにつながるか?行動が変わるのか?という基準で判断しなければならないものなのです。

ここまで説明してきたので、だいぶデザインについて分かってきたと思いますが、1つ有名な事例を紹介しましょう。

このデザインを見たことがないという人はいないでしょう。そうです。非常口のマークですね。このデザインの目的は何でしょうか?誰に対してどんな認識を持ってもらいたいのでしょうか?そして、最終的にどんな行動をとってもらいたいのか?分かりますか?

このデザインを見る人たちは、すべての人間です。日本人だけでなく外国人も含まれますし、小学生から老人までありとあらゆる人々が対象です。非常口を示すサインですから特定の年代や国籍などに絞ってはいけないものです。だから、このデザインには文字は含まれていません。文字を含めてしまっては外国人は分からないし、小さい子供では感じを読めない可能性もあります。そうなるとこのデザインは目的を達成できないわけですから、良いデザインとは言えないのです。

そして、このデザインを見てどんな認識を持ってもらいたいのでしょうか?パッと見たときに非常口であることを認識してもらわなければなりません。非常時に逃げる場所を一瞬で理解してもらいたいのです。だから、ドアに駆け込むようなデザインになっているのです。パッと見たときに緊急性を感じさせますよね?だから、このデザインは優秀なデザインなのです。もし、人がワイワイ歩きながらドアに向かっているデザインだったら、人に緊急性を認識させることが出来ないわけですから、良いデザインではないのです。

このようにデザインというもは、ターゲットがいて、それらターゲットに対して適切な認識を漏れなく与えることが出来るかどうか?という判断基準で評価すべきなのです。だから、あなただけが非常口だと強く認識できるデザインでは意味がないのです。

デザインの依頼の仕方と良いデザイナーの見分け方

さて、ここまではデザインについて述べてきましたが、この記事を読んでいる人は、デザイナーではなくデザインを発注する人だと思いますから、次はデザインをどう依頼すれば良いのか?について書いていきたいと思います。しかし、ここまで読んだ人であれば、何をデザイナーに伝えれば良いのか?は殆ど理解しているはずです。つまり、上記に示したように、誰に向けたデザインを作って欲しいのか?そして、その人たちにどんな認識を持ってもらい、どんな行動をして欲しいのか?ということをデザイナーに伝えることです。

Webサイトであれば、自社の事業についての説明から入り、顧客層や顧客がどんな点に満足しているのか?ということ、そして、今のWebサイトで課題と感じている点などについて説明すれば良いのです。優秀なデザイナーであれば、現状のWebサイトを見て、きっとこんな人には効果的だけど、こんな人には有効ではないとか、色んな視点を提供してくれるはずです。それらの情報をもとにどんなデザインにすべきかを固めていけば良いのです。

逆に言えば、ダメなデザイナーというのは説明された通りのデザインをしようとするデザイナーです。デザイナーはデザインのプロなのですから、ターゲットや認識して欲しい状態に向けてより効果的な提案をしなければいけません。しかし、デザインに関してド素人の人間の言われた通りのデザインをしようとするのであれば、それはデザイナーではなくオペレーターなのです。あくまでイラストレーターやフォトショップの機能を使えるだけの人であり、ターゲットの気持ちを的確に変化させる技術は持ち合わせていないのは、デザイナーとは呼べないのです。このようなデザイナーには注意すべきでしょう。ただ、デザイナーには、あまり話すのが得意ではなく、依頼主の言葉を全て汲んでくれて結果的に素晴らしいデザインを作ってくれる人もいるので、そこは経験が必要な部分もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?デザインとは何なのか?そして、よいデザイナーの見分け方を少しでも理解できたのではないでしょうか?デザインは素人だからデザイナーにお任せておけばよいのではなく、目的をしっかりと持って依頼することが良いデザインを作ることにつながるのです。そして、何より依頼主は顧客の気持ちや感情を十分に理解していることが大切なのです。もし、顧客の気持ちも理解出来ない依頼主ならば、デザイナーに適切に説明することなんてできませんよね?そんな状態ではどんなに優秀なデザイナーでもよいデザインを作ることは出来ません。よいデザインは、依頼主の十分な顧客理解とそれを効果的に表現することが出来るデザイナーのスキルによって生まれるものなのです。ぜひ、皆さんも良いデザインを作り、事業を成功に導いてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る